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胸の奥に響く荒れ果てた砂漠の風景に惹かれる方なら、アイアイ/リヒターズフェルド・トランスフロンティア・パーク(/Ai /Ais-Richtersveld Transfrontier Park)を有すリヒターズフェルドの文化的・植物的景観は見逃せません。 

独特な雰囲気が漂うこの場所には小さな多肉植物や巨大なアロエ、リビアヤマネコやレイヨウ、希少な鳥が多数生息し、豊かな生態系を作りあげています。そして、ここは遊牧民族のナマ族が領有権を主張する、南アフリカで数少ない場所のひとつでもあります。 

アイアイ/リヒターズフェルド・トランスフロンティア・パークは地元のナミ族と南アフリカ国立公園局が共同管理するリヒターズフェルド国立公園(Richtersveld National Park)とナミビアのアイアイ温泉動物公園(Ai-Ais Hot Springs Game Park)を統合し、南アフリカとナミビアの国境をまたいで設けられた自然保護区。この一画にあるリヒターズフェルドの文化的・植物的景観はユネスコの世界遺産に登録されている豊かな生物多様性の宝庫であり、世界でも屈指の豊かな多肉植物の植物相を擁しています。

ご存知でしたか?
リヒターズフェルドには6,350種以上の維管束植物が生息しており、そのうちの2,440種近くは固有種です。

この多肉植物の植物相こそがリヒターズフェルドの文化的・植物的景観における最大の特徴で、中でも最も有名な固有種はハーフマンと呼ばれる多肉茎植物と巨大なアロエ・バルベラエ。これらの植物やその他数千種もの植物は、地元の人が「Malmokkies」と呼んでいる早朝の霧によって生命を保っています。この霧は大西洋からの水分を運んでいるのです。 

見どころは植物だけではありません。野生動物も、暑く乾燥した気候に適応する方法を見つけてきました。オレンジ川(Orange River)沿いの緑が生い茂る地域に集まってくる動物は哺乳類が50種以上、鳥類は200種近くにのぼるほど驚異的な自然の魅力を魅せています。 

コカーブームクルーフ(Kokerboomkloof)で発掘された骨から、現在この地に生息するスプリングボック、シマウマ、クリップスプリンガーなどが、4,000年以上も前から存在していたことが明らかになっています。その他、見るからに生存するのが厳しいこの地域の環境に適合したトカゲやヘビも生息しています。

リヒターズフェルドの文化的・植物的景観

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その名に示されているとおり、景観そのものの素晴らしさも特筆すべき魅力のひとつ。アイアイ/リヒターズフェルド・トランスフロンティア・パークには世界で2番目に大きい峡谷であるフィッシュ・リバー・キャニオン(Fish River Canyon)があります。美しいフィッシュ・リバー沿いの砂漠には曲がりくねった壮麗な崖の道が続く見事な光景が広がっています。 

公園を織りなす地形には20億年前からの様々な時代に形成された地層が見られ、古代から地球がどのように形成されたかという壮大な歴史を伝えてくれます。またオレンジ川の河口は国際的に貴重な湿地としてラムサール条約登録地としても知られています。

この南アフリカの中枢は多彩な魅力を放っています。そして、この独特な自然環境に適応した生物たちは、世界で唯一の乾燥地帯にある生物多様性ホットスポットを作りあげています。 

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